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元新聞記者の「世界道中、旅の途中」

元 新聞記者 世界一周旅記録

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【ミャンマー】拝啓テロリスト様、パコダ破壊はまじでやめた方がいい

 

 皆さんはミャンマーと聞き、何を想像しますか。アウンサンスーチー?軍事政権?語感から猫っぽいと思われる方もいるかもしれません。僕も観光で訪れる前はそんな単語しか浮かびませんでした。

 

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 スーレー・パコダ

 突然ですが、パコダって知っていますか。もしかしたら、パコダを巡ると、ミャンマーという国の様子が少しだけ分かるかもしれません。そこで、ヤンゴンの代表的なパコダを訪れました。

 

 東西、南北を結ぶ大通りの接点の環状交差点にそびえるのが、スーレーパコダです。ダウンタウンの中心にあり、天高く立つ金色の仏塔を目印にすれば、まず、道に迷うことはないでしょう。

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 入口には花や飾り物、ろうそくを売る人がたむろしています。僕は勧められるまま全部買い、靴を脱ぎ、入場します。
 高さ約46メートルの塔を囲むように、曜日ごとに仏像を安置した施設があり、自分の生まれた曜日の仏像に花を手向け、手を合わせます。熱心にお祈りする姿は美しくもあります。

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 突然ですが、「借金をして●●●」の黒丸にどんな言葉をあなたなら入れますか。

 「借金をして家を建てる」
 「借金をして子どもの養育費に充てる」
 「借金をしてギャンブルを楽しむ」

 

 そんなところでしょうか。

 しかし、ミャンマー人には「借金をして寄付に充てる」人もいるというから驚きです。もちろん文章の構造的に「借金をして寄付に充てる」というのは全くおかしくありません。この国では「借金をして寄付に充てる」という文章が当たり前に存在するのです。驚きです。

 

 お祈りはいろいろやり方があるみたいで、職員のきれいなお姉さんにやってもらいました。

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 シュエダゴン・パコダ

 スーレー・パコダから北へ約40分歩いた少し小高い丘に、シュエダゴンはあります。これもまた高さ約100メートルの金色の仏塔を囲むように、仏像が所せましと並べられ、多くのミャンマー人の方々がくつろいでいます。老若男女問わず、熱心に手を合わせています。

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 上部を宝石で豪華に彩った仏塔は、昔は約20メートルだったそうです。5年に一度の大改修の度、大きくなっているそうです。いまでは100メートルに達します。先にも紹介したように、ミャンマー人が決して金持ちで金が余っているから、こんな豪華な施設を作るのではありません。

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 世界寄付指数と呼ばれるある統計があるそうです。寄付の参加率や頻度など145カ国で比べるというものです。ミャンマーは2015年で、なんと1位です。我々日本人は何位でしょう。

 

 その前に、クイズをもう一つ。

 

神社にいる人は①住職②宮司のどちら?

お寺で唱えるのは①お経②祝詞のどちら?

 

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 もしかしたら、自信を持って答えられる人は少ないかもしれません。ミャンマー人なら100パーセントに近い人が正解するに違いありません。予想通りといえば予想通りの、日本の指数は102位です。

 

 夜になると、ライトアップが始まります。文字通り、仏塔が金色に浮かび上がり、幻想的な雰囲気を演出してくれます。

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 ミャンマーでは電力不足のため、停電することがしょっちゅうあります。
 しかしたいていの場合、このパコダライトアップはなくならないそうです。生活よりも、パコダというわけです。

 

 そんな訳で、ミャンマー人の宗教心の強さを象徴するようなパコダを巡りました。我々には信じられないくらいパコダを敬い、いかに仏教を厚く信仰しているかが、少しはわかっていただけたのではないでしょうか。

 

 そのミャンマーも軍事政権が終わり、欧米の文化が少しずつ入ってきたそうです。ロンジーと呼ばれる腰巻をする男性、タナカと呼ばれる化粧をする女性がここ数年で減ってきているそうです。「他文化の流入で信仰心が薄れるのでは」と指摘するミャンマーに住む日本人もいました。どうなるのでしょう。これからが楽しみです。

 

 

 ぐだぐだと述べたところで、見出しの話に戻ります。


 ISなどのテロリスト集団が世界中で精力的に活動しています。ミャンマーでは幸いにしてまだテロは起きていませんが、テロの可能性が高い地域とされているそうです。いった限り治安が悪いという印象はなく、夜間も一人で出歩けました。

 宗教を信仰する人が、他の宗教を貶めるような真似をやめましょう、などというつもりありません。

 

 でもパコダ破壊はやめとけ。まじでミャンマー人がキレるから。                                 

 

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