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元新聞記者の「世界道中、旅の途中」

元 新聞記者 世界一周旅記録

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【スーダン】エジプト・アスワンから陸路国境越え。名物、青空ベッド!!

 アフリカ大陸の真ん中に突入していくときに、スーダンを陸路で通るか、その先のエチオピアやケニアに飛ぶか。主にこの二つの選択肢があるらしい。これといった魅力が見当たらないスーダンだけど、エジプトからスーダンまでの陸路国境越えだけで、僕は十分満足したのであった。

 

 スーダンの魅力のなさが半端ない

 スーダンはというと、観光地がない。ガイドブック「地球の歩き方」すらなく情報がない。めちゃくちゃ暑い。40度をゆうに超える。Wi-Fiとか全然ない。なんだか危なそう。陸路移動が2日間掛かり大変。ビザにお金がかかり、外国人登録という意味不明な手続きを入国後にしなければいけない。さらにスーダンに行った記録があると、アメリカに渡航しにくくなる。

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 でも行ってみたいスーダン

 つまり、大変なわりに見返りが少なさそうな国なのだ。多くの旅人がスーダンを通る理由は、日本に帰ったときに「アフリカ縦断は全部陸路で!!」と、こともなげにさらりと格好つけて言いたい。多分これがダントツ一位である。

 というわけで、アフリカ大陸の一番下の南アフリカまで行くかも決めていないけど、「アフリカ最初の旅で飛行機はなんだか目覚めが悪いなあ」とかなんとか適当な理由でスーダンを通過することにした。さあ、スーダンに行こう。

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 さあスーダンへ、アスワンから陸路で

 前日におっさんからスーダンの首都・ハルツーム行きバスを370ポンドで購入し、まだ真っ暗な早朝3時半にホテルを出発した。バス会社から出た無料バンでは職員っぽいエジプト人に20ポンド要求され、口論になりながらもスーダン人らと一緒に真っ暗な道を進む。

 バスターミナルに到着すると、意外にもバスは結構きれいなことに驚く。アフリカもなかなかやるじゃないか。アジアのバスなんかより、全然快適そうだ、と思っていたら、次々と積み込まれる荷物。この量が半端ない。写真の5倍は荷物が積み込まれ、僕の右側のバッグがちょこんと置かれている。

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 椅子に鍋にテレビに、もう積み込まれたものを集めるだけで生活できそうなくらい。聞くと、値段が全然違うらしい。スーダンの方が物価が安いのにどうしてだろう。当然、車内も荷物で埋め尽くされる。

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 積み込みに1時間掛かり、6時に出発。昼前には、バスごとフェリーに乗せて湖を越える。日本では同じバスに乗っているだけ仲良くなることなんか滅多にないが、次々と友達ができる。妙な連帯感が生まれてくる。20ポンドでもめたエジプト人スタッフと一番仲良くなる。僕のサングラスをずっとつけている20ポンドエジプト人。

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  砂漠広がるスーダン

 ようやく着いた国境審査は、荷物が多くて当然時間がかかる。エジプト、スーダンで各1時間半掛かった。ようやく国境線を越えてスーダン入り。おお、砂漠がひたすら広がっている。永遠に続きそうな砂漠を一直線にきれいに舗装された道路を突っ切る。ラクダが歩き、砂漠独特の低木が点々と立っている。

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 トラックも荷物を積み込みまくる。

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 これが名物青空ベッド

 スーダンでは夜のバスは出ていない。法律で定められている。だから必然的に、ワジハルファという小さな街で一泊しなければならない。それぞれのブログで有名なのは、青空ベット。空調のない室内では暑いので、外にベットを持ち出して寝てしまおうという、時には50度近くになる灼熱大国・スーダン人独特の渋い考えだ。

 

 6時ごろに到着し、ワジアルファでふらふらしていた中国人の金さんと一緒に数多くあるぼろ宿から適当に探し、25ポンド(200円くらい)の宿に決めた。おお、これが青空ベッドか。青空というより夜空ベッド。

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 ホットシャワー付き 

 おっさんに、シャワーの場所を聞き、「ついて来い」と案内されたのは、ここ。ドラム缶で貯めた雨水で体を洗えってことですね。恐る恐るバケツに水を注いで、汗を流す。おお、これは日中太陽の熱でちょうどいい具合に暖かくて、ただの水シャワーよりもだんぜん気持ちいいではないか。頭までがっちり洗って、すっきりしたところでプラスチックを編み込んだ青空ベットに寝ころんだ。

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 期待膨らむアフリカ旅

 もちろんWi-Fiなんてない。いやコンセントすら見つからない。空には満点の星空とはいかず、控えめに星が点々と輝いている。夜風がそよそよと気持ちがいい。ベッドがちくちくして痛い。蚊がぶんぶんうっとおしい。犬の鳴き声が聞こえる。僕はこのとき人類が誕生した地、未開の地、アフリカにいるのだと実感した。

 

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