【海外文学】必読小説9選。おすすめランキング
海外文学は難しい。文章もちょっとかたいし、なにより名前がややこしい。アレクセイ・フョードロウィチ・カラマーゾフって覚えれるわけないやん。そういうわけで途中で断念してしまう人も多いのでは。しかし日本文学だけ読んでて数多ある海外作品に手を付けないのはもったいなさすぎる。
本好きならたいてい読んでると思うレベルだと思いますが、海外文学に初挑戦してみようって人に。1作品の名前も聞いたことないって人はいないはず。全てはずれなし。本好きなら世界中誰でも読んでるので、外国人とも話が通じます。
ランキング7
ランキング7位、これから僕が読んでみたい番外2作品をご紹介。説明の最初は、作家の国名、出版年。数多く翻訳されているなか、一番新しく翻訳された本を紹介。マンガ版がある場合は本の下に付けた。
7 ティファニーで朝食を
アメリカ、1958年。いきなりべたべたです。映画で知っている人も多いのでは。 オードリーヘップバーン。
6 ライ麦畑でつかまえて
アメリカ、1951年。「ライ麦畑でつかまえて」。翻訳によっては「キャッチャーインザライ」。若い時の、思春期といおうか、世界とのずれ感をうまく表現している。10代に読んでほしい。年齢ごとに感想が変わるはずなので、大人になるにつれ自分の心の変化を実感できると思う。
5 グレートギャッツビー
アメリカ、1925年。訳によっては「偉大なるギャッツビー」。フィッツジェラルドの代表作。アメリカ文学最高峰とも呼ばれ、個人的には日本でいう夏目漱石の作品の位置づけだと思っている。映画化もされた。正直、魅力が分からなくて3人くらいの訳者を読み比べた思い出が懐かしい。言葉のチョイスや構成が天才的らしい。知らないアメリカ人はいない。村上春樹が絶賛。
4 1984年
イギリス、1949年。全体主義者のいきつく先を未来予知的に描いた、英国の古典作品。全体主義の危うさを論じるときによく引き合いに出される。個人だけでなく言語も歴史もすべて犠牲になる。ブッグブラザーこわい。動物農場 (角川文庫)も短いので読みやすい。
3 変身
チェコ、1915年。一度紹介したが、はずせない。カフカ独特の不穏な雰囲気が漂う。長い作品が多いが、比較的短いので、カフカの魅力を味わえる。朝起きて虫なっていたら本当に絶望や、しかも理由なく。
2 異邦人
フランス、1942年。「不条理」が主題の一つとされるカミュの代表作品。たんたんと絶望に向かっていく不穏な雰囲気は臨場感たっぷりだが、その中にも熱い思いが込められている。構成も計算しつくされていると思う。これも比較的短いので、カミュの魅力をたっぷり味わえる。どうして世の中はこんなにも不条理なんだ!!
1 カラマーゾフの兄弟
ロシア、1880年。ドストエフスキー最後の長編小説、世界最高峰の文学の三本の指に必ず入る。これを読めば人生に必要なことすべて書いてあるってなんかの本で読んだ。いかんせん長くて名前もややこしいので、途中で妥協しがち。作品もメッセージもだが、クライマックスも衝撃的。我慢してでも、読んでみたい。
番外編
これは手を付けてないが、帰国したらすぐにでも読みたい2作品。
ブリキの太鼓
ドイツ、1959年。昔から読もうと思ってたけど、手を付けられず。難しそうで。本の帯が悪のビートに酔いしれろってそんな感じ。ぜひ読みたい。ギュンターグラスかっけえ。
西部戦線異状なし
ドイツ、1929年。全く知らなかったけど、ウクライナ人が勧めてくれた。ドイツの小説家で、第二次世界大戦時の全体主義に翻弄される民衆を描いた。趣味が合いそうだったし、インターネットで見た限りかなり熱い作品っぽいので、ぜひ読みたい。
以上、どの本も読んで損はない、ぜひ。