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元新聞記者の「世界道中、旅の途中」

元 新聞記者 世界一周旅記録

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【イスラエル・パレスチナ問題】前編・超近代都市とゴーストタウン観光。テルアビブ、ベツレヘム、ヘブロンを巡る。

旅の記録 イスラエル 読み物、保存版

  1カ月前、インド北部のガンジス川が流れるバラナシのゲストハウスに泊まったとき、間違ってイスラエル人でユダヤ人の部屋をノックした。こんこん。「すまん」と謝ってすぐに立ち去ろうとしたけど、「待て、入れ」と半ば無理やり部屋に入れられた。

 

パレスチナ問題についてはこちらをご参照ください ↓↓↓ 

 

  37歳のギラードはとてもいい奴だった。数日間、バラナシで一緒にご飯を食べたり、ガンジス川のほとりを歩き、仲良くなった。インド人のしつこい客引きも「ノー」と一言で断り、「うまい、まずい」「イエスノー」の意思表示がとてもはっきりしているなあ、というのが印象に残った。日本に興味津々で、いつか日本に行きたい、としきりに言っていた。ヤクザが好きで、寿司が嫌いだった。「イスラエルに行くかもしれない」というと、とても嬉しそうで、フェイスブックを交換し、インドでいったん別れた。

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  イスラエルの超近代都市・テルアビブ

 そして1カ月後、イスラエル・テルアビブで、ギラードと再会した。エルサレムからバスで40分間のテルアビブは同国西側に位置する経済の中心地で、中東で有数の規模を誇る近代都市。地中海に面し、高級ホテルが並び、欧米から多くの観光客が訪れるリゾート地。危険なイメージがつきまとうイスラエルで日本顔負けのものすごい発展ぶりにまず驚く。

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 ギラードは再会をものすごく喜んでくれ「ダン、お前にテルアビブの魅力を教えてやる」とバイクに乗り、地元の市場やレストランをくまなく紹介してもらった。ギラードの住むマンションではとてもきれいな奥さんも歓迎してくれ、犬のベラを連れて一緒に散歩した。2人が、僕のために「どのレストランがいいか」「どの場所につれていくのがベストか」と喧嘩をしているみたいに(ユダヤ人では普通らしい)本気で話し合ってれたのは、とてもうれしかった。

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 パレスチナを除くイスラエル側は3つの宗教の聖地でもある中心都市・エルサレムを中心とし、バスやタクシーにWi-Fiが完備され、物価も日本と同じくらい。缶のコーラで150円。中級レストランで1000円くらい掛かる。近代的な路面電車が通り、多くの人がコーヒーや食事を楽しむおだやかな雰囲気に包まれている。

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  イスラエルの厳重な治安対策の理由は

 一見すると先進的で住みやすい国にみえるが、治安は必ずしもいいとはいえない。街中では百メートルに一かたまりのペースで銃を持った兵士が常に警戒し、監視カメラも多い。エルサレムのホテルに行く直前の道では、いちいち行き先を告げないと通してもらえない。大型ショッピングモールを入る前には、金属探知機のゲートを通り、荷物チェックを受ける必要がある。女性にも兵役が課させられている。

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 テルアビブでは、2か月前には中心部で銃乱射事件でイスラエル人4人が死亡する事件も起きたばかりで、同様の事件は珍しいことじゃないそうだ。銃を乱射したのは、パレスチナ人だ。イスラエル人が恐れているのは、世界各国の平和を脅かすIS国でなく、パレスチナ人だ。イスラエル人(ユダヤ人)とパレスチナ人(アラブ人)は、イスラエル国という同じ国に住みながら、分断してパレスチナ問題という根深い問題を抱え、お互いの日常を脅かしている。

パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区とガザ地区

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「現代企画室『占領ノート』編集班/遠山なぎ/パレスチナ情報センター」から

  

 エルサレムから約40分のパレスチナ自治区にあるヨルダン川西岸の中心都市・ベツレヘムとヘブロンを訪れた。そこは、テルアビブと同じ国とは思えない対照的な光景が広がっていた。後編に続く。

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 後編  ↓↓↓

shosho19890418.hatenablog.jp

イスラエル記事はこちら ⇊

shosho19890418.hatenablog.jp