【インド】ブッダガヤー観光。仏教最大の聖地巡礼はそこそこに、今日もインド人は元気でうれしくなる
僕ら日本人はたいていは仏教徒だと思いますが、仏教の聖地っていわれても一つも答えられないくらい疎いですよね。最大の聖地がブッダガヤーにあるマハーボディ寺院だそうです。聖地でもやっぱりインド人は、たくましかった。
仏教最大の聖地 マハーボディ寺院
もはやブッダっていわれても、架空の人物なんじゃないかと思うくらい、遠い存在です。2500年前に本当におったそうです。ここらへんで悟りを開くため修行しておったそうです。マハーボディ寺院はその中でも、ブッダが悟りを開いた場所だそう。ブッタは菩提樹の下で座禅組み、瞑想し、悟りを開いたのがここ。そしてその菩提樹の子孫とされる木が今も残っています。インド各地、ミャンマー、タイから仏教徒が集まり、祈りをささげています。
暑いけど、ここだけはなんとなくひんやりとして静かで雰囲気が他と全く違う。「ここは偉大な場所」と自分が思っているからなのか、信者みんなでそんな雰囲気を作り上げているからなのか、それとも本当に霊的な力があるからなのか、分からんけど、座禅を組んで目をつぶってみたい気持ちになりました。
犬もなんか落ち着いている。
ブッダをすごいと思ったのは、修行中で弱り切ったブッダに乳粥をあげた娘の話。スジャータっていう娘は、村の名前のなって立派な遺跡まで建てられてる。2500年の間に尾ひれがついてるだろうけど、ブッタに関わるだけで、歴史に名を残せるなんて。
リキシャ仙人じいさん
と、聖地の話は終わり。面白いのはやっぱり人だよね。やっぱりインド人はたくましいエピソードをブッタガヤーから3つをお送りします。
まずはブッタガヤー最高齢リキシャじいさん。リキシャは3輪自転車で、後ろに人を乗せる、インドの代表的な移動手段のことね。
道を歩いていると、「10ルピー、10ルピー」(10ルピーは15円)って大声で怒鳴ってくるじいさんが並走してきました。行き先を聞いて、それから値段交渉するのが普通でしょ。日本で考えると、タクシーの運転手が「100円、100円」って勧誘するようなもん。
仙人みたいな見た目も面白かったので、乗ってみることに。行き先は「あっちの方ね」って歩いていた方向を適当に指さしました。自転車にまず乗らない。やっと乗ったと思ったら、50メートル進んで、「OK!!」って満足した様子で、降りるよう促してきました。すごい奴もいたもんだ。相手がどう反応するとか、50メートルの移動が意味あったかなんて全く考えてない。
感動して、一緒にチャイを飲みました。年はなんと85歳。85歳で肉体労働って、さすがにインド政府なんとかしたれや。
青空床屋も激烈 さすがインド
チャイを飲んでおると、目についたのが、青空床屋さん。「また髭をそってもらおう」。道具置く台を木に釘打って取り付ける斬新さ。「公共の木だろ。早いもん勝ちやで」っていう態度、大好きです。リキシャじいさんも様子を見守ってくれました。ちゃんと写真に収まるところが、さすが役者です。じいさんには帰りもまた「10ルピー」って言われたけど、断りました。ごめんね。
史上最高のお土産屋の押し
お土産屋さんもすごい。10人くらい群がってきて、僕にお土産を持たせる。そして、逃げる。「後で払えよ」って言い残して。そのまま逃げる奴おるやろ。追いかけて、全部返しました。土産をくれる奴もいました。「フリーや。プレゼント」って。全く意味不明。仏像みたいなん、本当にもらいました。
ここの人たちもなんらかの形で、ブッダさんと血がつながっているかもしれません。ブッダさん、安心してください。インド人はきょうも、うっとおしいくらい、みんな元気に生きてます。
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