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【タイ】予防接種とミャンマービザ取得。初めてでも怖がらなくていいんだよ

 サワディクラップ。タイに来た目的は、予防接種と、ミャンマー大使館でビザの取得です。ということで、ともに海外初体験ですが、まとめて行ってきました。緊張する。

 

20分で終わる ースネークファームで予防接種ー 

 

 海外の病院て怖そう。英語力もよっぽどじゃないと、伝わらなさそうだし、間違って健康な臓器取られたらどうしようとか考えてしまう。ちょっと大げさだけど、少なからず、自分の体に関わるものなので、緊張するものです。

 

 本当は日本で全部受けたかったけど、何も考えていなかったら、期間の関係で黄熱病だけ受けられず。黄熱病のワクチンを打つと、イエローカードっていう証明書がもらえて、それがないと入れない国もあります。

 もし、その国に行きたくなったら、、、受けないわけにはいかない。「それもまた経験だ」って思いなおして、海外で受けることに決めていました。

 

 そこで海外でもスムーズに行けそうなのが、バンコクのスネークファームっていう病院です。他のネット情報を見ると、もはやバックパッカーのルートの一つのになってるっぽい。

 

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 おしゃれな外観の病院です。これなら行けそう、と思いながら院内に突入します。

 まず受付のおっさんに、「ヴァクシン、ヴァクシン」(Vaccine)と連呼します。「最初からつまずくわけにはいかない」と思い、病院に入る前に電子辞書の音声機能を使って発音を練習してきた渾身の「ヴァクシン、ヴァクシン」。

 

 一発で伝わり(よかった)、おっさんに玄関の台にある紙を記入するよう促され、これまでの予防接種歴や、健康状態を記入する、よく日本でも書く紙です。日本で受けたA型、B型、狂犬病破傷風に丸を付けます。

 

 

 適当に全部イエスに丸すると、「今日は不調な点はありますか」の欄にもどや顔で「イエス!」って付けてしまいかねないので、気を付けよう。 

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 「ショタロ、ショタロ」と呼ばれ、血圧と熱を測ります。血圧機の前には、サソリや蛇やらのホルマリン漬けがずらりと並んでいます。スネークファームは蛇の解毒剤や研究をすることが大きな目的らしいですが、爬虫類が苦手な人は血圧がちょっと上がりそう。

 

 

 次に最大の難関の問診です。ネット情報によると、ここで渡航予定の国や、希望する予防接種を聞かれるとのこと。部屋に通され、女性の医師が、僕の書いた紙をチェックします。

 耐えかねて、「イエローフィーバー、イエローフィーバー」と連呼。これも練習あり、「はいはい、黄熱病ね」って理解してくれ、問診終了です。なんも聞かれんかった。

 

 

 ちょっと肩透かしを食らいながら、受付のおっさんの隣の窓口で、ワクチンを購入します

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 このワクチンを持って再び問診した場所に戻り、看護師さんにリラックスと言われながら、無事終了です。イエローカードゲットだぜ。

 

 

 旅メモ タイでの予防接種 

 カオサンからスネークファーム(Queen Savabha Memorial Institute)の行き方は、一番大きな大通り(Ratchadamnoen klang Rd)にあるバス停で47番の赤いバスに乗って15分ほどで着きます(料金は片道6・5バーツ)。どのナンバーのバスを通るかは、バス停の看板にさりげなく書いてあるので、47の数字を確認しましょう。お金を回収しに来る乗務員に「スネークファーム」って伝えておけば、教えてくれます。一番近いバス停から徒歩5分で到着です。

 予防接種の料金は1050バーツ(日本円3300円)でした。日本で受けられる検疫所では1、1180円かかるので、かなりお得です。予約も必要ないので楽です。予防接種には2、3回打たなくてはいけなかったり、渡航予定によっては打たなくてもいいワクチンがあります。1回目は日本のトラベルクリニックでしっかり相談して決めて接種し、2回目以降をタイで接種するのがベストだったな、と思いました。

 

 

20分で終わる ーミャンマー大使館でミャンマービザ取得ー

 

 その足で、ミャンマー大使館を目指します。歩いて、30分間くらいです。途中に 

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 「ヤルキスイッチ」の提灯を見つけ、ヤルキスイッチがオンにし、気合を入れなおします。

 

 

 ビザってこれまで空港や国境で取得するアライバルビザだったり、日本の代理店にお願いしていたので、実際に海外で取るのは、初めて。

 

 ビザに関しては、政治情勢などで取得条件が変わったりするので、かなり面倒です。どうしてこんな面倒な思いをしてまで、ビザて取得しないといけないの。

 

 少し調べてみました。

 ビザ(査証)っていうのは入国する国が発行し、入国を許可する証書のこと。インドなら、外国にあるインド大使館て取得て具合です。一方、パスポートは、自分の国が発行し、自国民であることを証明する旅券のこと。混同されがちですが、全然違いますよね。当然ですが、日本の大使館ではとれないよ。

 観光ビザや就労ビザなどは、期間を限定してその国に滞在することを認めています。例えば、イスラエルと敵対する国が互いに認めなかったり、政治上の問題で認めなかったりもあるようです。

 「パスポートだけでいいやろ!なんでそんな面倒臭い思いせなあかんねん」って思っていたけど、よくよく考えると、入国時の係官による質問だけで毎回入国を許可していたら、その国にとって、あまりにも受動的な気がします。「お前は何の目的なんだ」「どこにどれだけ滞在するんだ」「犯罪はせんやろうな」って紙に書かせて問い詰めないと、変な奴が入ってきたら国の利益にならないもんね。

 島国である日本にはあまりない感覚ですが、難民や不法滞在、就労者をある程度抑止するためには、必要な制度なんでしょう。一方で取得が難しすぎると、「観光客に敬遠される」「お金を落としてくれなくなる」ってなりますよね。観光地が多いタイなんかは、30日間以内の滞在に限っては、ビザの取得を免除しているのが一例です。

 

 と、ビザについて少し詳しくなったところで、大使館に戻ります。ミャンマーの場合は、最悪、パスポートだけでOK。大使館の周辺には、ビザ取得に必要なものが、手に入るようたくさんの業者がいます。ビザ取得手伝い業。

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 ビザ取得手伝い業を営むおばちゃんに5年前の就活に使った顔写真を申請書にぺたりと貼ってもらい、パスポートのコピーをとってもらい、大使館に突入します。

 

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 滞在期間や滞在する場所だけでなく、髪、目、肌の色、信仰宗教など結構詳しく記入して、窓口に渡して、翌々日の発行です。

 

 以上、初めての海外での体験でした。

 

 よく考えれば、最悪の事態って、予防接種受けられなくて、ビザ取得できないパターンしかない。できたから言えることやけど、大したことないやんって思いました。

 大抵初めてのことって緊張するけど、できてしまったら、「余裕やん」って時多いよね。 

 旅メモ タイで取るミャンマービザ

 必要なもの パスポートとコピー一枚、顔写真2枚、申請書。ビザ申請は午前9時から正午まで、受け取りは3時半から4時半まで。受け取りは当日(1260B)翌日(1030B)、翌々日(800B)の3つで指定できます。かなり混むという情報もありましたが、11時ごろに行っても全く並ばず、十秒で名前を呼ばれました。

 

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